Hagiko’s diary

外資系金融20年超のバリキャリ女性が、働きすぎて身体を壊した痛い経験から、自分で実験した健康管理術を綴ります。

乳がんを特定するマイクロ波は、数学で解いた

数学が癌治療の発展に大きな貢献をしている、との番組を見ました。

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 乳がん検査で使うマンモグラフィ。痛いし見落としや高濃度乳腺を持っている患者の場合、乳がんの発見が難しいケースがあるそうです。

乳がん検査による患者への負担軽減に大きく貢献したのが、数式を使った波動検査。

検査方法は超音波検査ととても似てて、患者は寝ているだけ、技師が胸の上から検査機でなでていくだけ。ここで移った映像には、がんの大きさや形がすごくはっきりと映っており、外科手術の準備にもおおいに役立つとのことでした。

まもなく治験段階に入るそうです。

乳がんの早期発見で、助かる命が増えるのです、素晴らしいです。

 

「波動散乱の逆問題、応用数学の最大の難問」を解いた数式

この技術が10年かかって、乳房の波の分散を見る数式を発見、スーパーコンピューターで何百時間もかかる計算を数秒で解いてしまえる数式というから驚きです。

この数式の応用編で実用化されている先は、次世代セキュリティーシステム。AIに危険物の形をたくさん覚えさせて、危険物ごとの波動の特徴をかの数式で解かせ、その波動に当てはまらないものが危険物、というわけです。

 

実は、レントゲンからCTに移る時にも、数式が役に立ったそうです。

この出来事からの学びは、「大きな変化を起こす時には、原理原則を見直すことがとても大事」、「仮説を立てて検証し、間違ってもそこに対して修正の知識が積まれていきいずれ解決の糸口が見つかる」、とのことでした。

 

何事も疑問をもって基本に立ち返って考え行動することが大事だと思いました。

「順問題」と「逆問題」、という言葉も初めて聞きました。

  • 順問題:こうやったらどうなるのか、を求める(推論、検証、実験する)
  • 逆問題:こうなるにはどうすればいいのか、を求める(証明、計画、プロセス作り)

癌を特定する現在の